2018年6月28日木曜日

透明コーラ

最近コカ・コーラから「コカ・コーラ クリア」という透明な炭酸飲料が出たらしい。
いろはすを筆頭にブームが起きている透明飲料の波に乗ったかのように見受けられるが、逆にコーラを黒くする方が本当は難しいことだと思っているのでやっと出たのかと思った。(私の生まれる前に、当時アメリカで人気だった「クリスタルペプシ」に対抗し「タブクリア」という飲料が国内発売されたがヒットせず消えたらしい)

なんで黒くする方が難しいと知っているかというと、コーラを自作したことがあるからである。自作コーラは、①シナモン・バニラ・クローブ・カルダモンとレモンを砂糖水で煮込む、②冷まして濾してシロップにする、③炭酸水で割るという、ジンジャーシロップからジンジャー抜くような手順で作ることができる。
これまで、アメリカでは風邪を引いた時にコーラを飲むというのにピンと来ていなかったが、作ってみるとビタミンCとスパイスが凝縮した液体なんだなと分かって一理ある…と思った。

これだけでも味は結構コーラだったが、材料からも想像できるように黒くなる要素がない。実際ほぼ透明だった。


自作透明コーラ


もし黒砂糖を使っても、シロップは一見黒くなるかもしれないが、それくらいの黒さでは炭酸水で割ると薄茶色になるし。本家はカラメルを用いて黒くしていると調べてみて分かったが、自作のカラメルを溶かすくらいでは黒砂糖を用いた時と同様あんなに黒くなるわけがないと想像した。それから、原材料名に佇む「カラメル色素」がとても怖い。自然界ではありえないレベルの黒さがこのカラメル色素により実現している。

そう考えると逆に「コカ・コーラ クリア」の方が良いものに思われるが、カロリーゼロらしく、それで美味しくないという評価が多いのかなと思った。

コーラを自作したという報告をした時に多く寄せられた質問にここで答えておきます。
A.コーラはコーラ虫から作らない

2018年6月16日土曜日

アイスクリームのチョコミントについて

先輩の奢りで、セブンイレブンで販売されているマックスブレナーのチョコミントアイスを食べた。値段がお高めで250円はしてた気がする。

食べながら癖で原材料などの表記を見ると種類別アイスクリームと書いてあった。
種類別アイスクリーム・種類別アイスミルク・種類別ラクトアイス・種類別氷菓はアイスに含まれる乳成分の量によって区別される。種類別アイスクリームは乳成分が一番多く、ハーゲンダッツとか牧場しぼりとかは大体種類別アイスクリーム、つまり濃厚ということだ。

種類別アイスクリームか種類別ラクトアイスかくらいは食べると大体分かるんだけど、今回ばかりは分からなかった。ミントのアイスの持つ清涼感で、種類別アイスクリームの濃厚さがあまり伝わってこなかったからだと思う。

赤城乳業等他のアイスメーカーのチョコミントは大体が種類別ラクトアイスで、上等なものでも種類別アイスミルクにとどまっていた記憶がある。

さすがに食べ比べたら濃厚さの違いが分かるんだろうが、そこまでしないと分からないのにわざわざ種類別アイスクリームにする必要があったのか?と思った。そのおかげで値段高いわけだし。

今まで種類別アイスクリームに正義を感じていたけどこれはいかがなものかと思った。

いやでもマックスブレナーのブランド的に種類別アイスクリームしか許せないのかなとも想像した。

2018年6月14日木曜日

鎌倉探訪

悲壮感漂う浜辺に打ち上げられたエイ


鎌倉に行ってきた。

録音の宿題が出て波の音を録りに行こうと思ったのもあるんだけど、一番の目的はシーグラスという波なんかにさらされて丸っこくなったガラスの破片。前から欲しいと思っていて、海開き前に取りに行ってしまおうという算段だった。

材木座海岸がのんびり採集するのに適しているとYahoo!知恵袋で言っている人がいたので鵜呑みにすることにした。



「材木座海岸」とはいかにも材がゴロゴロ落ちていそうな名前で期待大!
神奈川の方にはあまり出たことがなくて、材木座海岸は由比ヶ浜と川を挟んで隣り合っていることを今日初めて知った。両方行ってみることにした。由比ヶ浜は相対性理論の歌に出てくるので名前だけ知っていた。歌の中で「由比ヶ浜では貝が取れる」みたいなことを言っていた気がするしシーグラスもありそうだと思った。

実際行ってみると、材木座海岸の方が人が少なく浜に打ち上げられた海草の島が点々とあって、その周りに角がとれたシーグラスや陶器の破片や貝殻が散らばっており気が済むまで拾って歩いた。

後から行った由比ヶ浜の方は人が少しいて、サーフィンをしている人たちもいた。空いているとはいえ海に入るにしては今日は寒くないか?と思った。
由比ヶ浜の方にだけ海の家などの建物が浜に建っていて、その海の家の修復工事や新設が急ピッチで行われていた。海開き基準で回っている世界線を目の当たりにできてよかった。

自分と違う基準で回っている世界線を見ると嬉しくなる。
前のバイト先はゆるキャラグランプリ基準で回っていたし、今のバイト先は上野公園に新しく生まれたパンダのシャンシャン基準で回っているところがある。

普通に生活をしていたら知る由の無い世界の回り方があることに気がついたりするのは近頃滅多にない機会で、思いがけず目の当たりにする度嬉しい気持ちになる。


2018年6月12日火曜日

カンパチ

時々環八という言葉を耳にするけど、都内の移動は基本電車のためあまりピンと来ない。

東京には同心円状に環一・環二・環三...と道路があり、その内側から八本目が環八で、環八がなぜかよく使われているということだと思っていたし今もそうだと思っている節がある。
カーブの具合が環八くらいが車で走りやすいのかなとかで勝手に納得していた。

想像の中の東京にある環一は円形の公園で、真ん中に噴水がある。

2018年6月1日金曜日

海老の尻尾

同級生何人かで串屋さんに入った。

8種盛りを頼んだら豚・鶏・うずら・チーズ・生姜・ヤングコーン・ささみ・海老がきて、ひとまず海老を食べた。海老の尻尾を取り皿に置いたら、正面に座っていた同期に「もらっていい?」と言われて、断る理由もないので譲った。同期は食べさしの海老の尻尾を嬉しそうに食べていた。

それを見て
「歯がねえのに、しっぽは無理だえなあ、婆っちゃ。えびは、しっぽを残すのせ。」
と、父親が苦笑いして言った。
 そんなら、食う前にそう教えてくれればよかった。姉の皿を見ると、やはりしっぽは見当たらなかった。姉もこちらの皿を見ていた。顔を見合わせて、首をすくめた。
「歯があれば、しっぽもうめえや。」
 姉がだれにともなくそう言うので、
「んだ。うめえ。」
と同調して、その勢いで二尾目のしっぽも口の中に入れた。
という「盆土産」の一説を思い出した。
確か中学の国語の授業でやったやつ

彼は歯があるから海老の尻尾がうまいんだなと思った。私にも歯はあるのに。