学部一年の時に買った本を久々に開いたら前髪くらいの長さの髪が挟まってて、その髪の黒さにびっくりした。私は数年前から髪を染めているので真っ黒な状態の自分の髪はしばらく見ていなかったからだ。こんな時代もあったなと思った。この髪の毛は本に挟まって幾度もの引越しに耐え抜いたことを思うと感慨深いものもあるが、されど抜けた髪の毛なので割とあっさり捨ててしまった。日記に書いてみれば髪の毛に対して手遅れの愛着とか少し惜しい気持ちが芽生えるかと思ったけれど、大してそんなこともなかった。でもこんなこと日記に書かなければすぐ忘れてしまうだろうから書き残しておく。