2018年12月28日金曜日

ポンチ絵

人魚レプリカ作成のポンチ絵

私はよく上図のような漫画と文章の間のやつをよくかくんですが、こういうものをポンチ絵と言うことを最近知った。



2018年12月27日木曜日

換気

今住んでいるのは、6畳と8畳の部屋がある1LDKだ。
8畳の部屋の方にキッチンがついていて、作業用の机もあるのでそっちをあらゆる作業(料理・作品制作・お絵かき・メイク……etc)部屋にしていて、6畳の方にベッドとテレビとちゃぶ台を置いて生活に特化させている。なので6畳の部屋だけ暖房をつけて、6畳と8畳の部屋の間の扉を閉めていることが最近多い。
換気は、せっかく空間を暖めた努力を水の泡にしているような気がしてあまり気が進まない。学校では口酸っぱく換気をしろと言われたものだけど、どれほど大切なのか調べてみると、人間1人は1時間で呼吸に6畳分の空気を使うらしいと書いてあった。ということは、私の普段の居住スペースに1時間いるだけでその部屋の空気全てが1回私を通っているということになる。二酸化炭素濃度は高くなっていくしかない。そりゃだんだん眠くなるわけだ。

6畳の部屋の真ん中に座って部屋を見渡してみる。部屋としては特段広いとは思えないが、ここにある空気全部を吸うものとしてみるととても量が大きいように感じる。大きく感じるのは、スキューバダイビングをするときに背負う酸素ボンベの大きさと比べてしまうからだろうが、色々混じっている上に圧縮もされていないのでそりゃそうかそうなのかとも思う。

この1部屋が私にとっての1時間分の空気タンクなのか、部屋の空気すべてが使用済みになる前にちゃんと換気しようと思った。

2018年12月22日土曜日

シュトレン

ここ最近シュトレンの食べ比べをしている。
成城石井のノーマルのとココア味のとパン屋さんのと雑貨屋さんのとセブンイレブンの等々で、なぜそんなことをしているのかというと自分で作るときの正解の指標にするためです。

色々食べてみて、シュトレンとは粉砂糖でくるまれているけど生地は甘さ控えめなので案外食べやすいものということは理解したが、正解はいまいちよく分からずじまいのままだった。

正解のやつかは知らんけど、パン屋さんのがしっとりしていてマジパンも入っていて暫定一番美味しく感じた。マジパンというのは砂糖とアーモンドを挽いて練ったもので、ケーキの上に乗ってる砂糖菓子みたいなやつ。セブンイレブンのタカギベーカリーのはダントツで安かった(シュトレンの相場が1500円前後なのに対してこちらは500円以下)が思ったより美味しかったので、1000円くらいのを買うくらいならセブイレのでいい気がする。
雑貨屋さんのは京都のカフェの店主が作っているものらしく、パンやケーキというよりはラスクに近いものを感じる食べごたえだった。
成城石井のココアのものはドライフルーツ含有量が少ないのでポソポソした感じが否めなかったが、ノーマルのは普通に美味しかった。一番始めに成城石井のノーマルのを食べたのでそれを基準にして今まで語ってます。

2018年12月18日火曜日

犬歯

すべての犬歯が軽く八重歯なので唇の裏などによく刺さるが、今日はチョコパイに刺さった。

2018年12月8日土曜日

資格

臭気判定士という国家資格が気になる

2018年12月4日火曜日

立て看板

駅前の居酒屋入り口前にはよく立て看板が置いてある。黒板みたいになっていてポスカかなんかで文字や絵をかけるような材質のがポピュラーだが、最近は透明な板に書いた文字部分が光り輝くタイプもある。東急ハンズでよく売ってるの見かけるがどういう仕組みなのか…。
気になるけど知らなくていいなとも思う。

ノーマルな黒板タイプの立て看板が最寄り駅前の居酒屋にあって、そこに「お鍋で体の芯から温っまろう♪」と楽しそうな感じに書いてあったのを見た。「あったまろう」と無意識のうちに読んでいたがなぜかひっかかりを感じ、もう一度見ると「あたっまろう」と書いているのに気づいた。

温ったまろうという間違いならただのふりがなへの誤解だけれどそうでもないし、違和感として頭へのこびりつき方がすごくて、あえてそのままでいてほしいと思い指摘するのはやめておいた。

次の日黒板は忘年会仕様に変わっていた。
写真とっとけばよかった。

2018年9月27日木曜日

ミョウガ収穫

春に大学に植えたミョウガが遂に蕾をつけていたので無事収穫した。今年は自分で育てたミョウガを食べるまで他のミョウガを食べないぞと思っていたが、いよいよミョウガシーズンが終わりかけていたので一安心。
一年目はあまり蕾をつけないという情報が多くあったので来年に期待。

2018年9月26日水曜日

手荷物

年々手荷物の量が減ってきている。
いよいよ手ぶらで出掛けることの方が多くなってきた。

高校生の時は携帯電話財布鍵定期手帳折り畳み傘ハンカチティッシュ授業の教科書・ノートに加え、電車でやるであろう単語帳、やる気が無くなったときに読む漫画、スキマ時間に読み切る予定の読みかけの小説、大きなペンケース、気分転換のお菓子、ミルクティーなどリュックサック満杯に荷物を詰めて外出していた。
大体いつも、結局一度も使わないものの方が多かったりするのでただ背中が痛くなるだけで、期待に押し潰されるとはこういうことかと思ったりしていた。

荷物が減らせないのは未来の自分への期待が大き過ぎて、きっと使うだろうからあるに越したことは無いという思考回路を持っていたからで、最近は良い意味で自分に期待しないようになってきたんだと思う。

2018年8月1日水曜日




大洗の海に行ってきた。
近くの公園に待機中のテトラポッドの群れと役目を終えたテトラポッドがいた。思ったより大きいから近づいても近づいても近づいてる実感が持てないけど、歩いているとゆっくりだが近づけるので、千里の道も一歩からを身をもって感じた。

海に行くと普段よりも死んでる奴 (例:貝殻)によく出会う。この世には生きてる奴より死んでる奴のが多いことを改めて思い出す。人口爆発とか森林破壊とかなんやかんやで生きてる奴は増えたり減ったりしてるけど、死んでる奴は有無を言わさず増え続けてるんだよなぁと思う。
死の数は基本的に墓でしか見えないので気づきにくいけど。

最近というかこの時期、ひっくり返った蝉が道端にめちゃめちゃいるけど3日後には大体姿が消えていて、どこに消えたんだ…と思っている。

2018年7月25日水曜日

ツナ

カントリーマアムというかなり洋風なお菓子の原材料に白あんがかなりの割合で含まれていることに衝撃を受けてから原材料表記を見ながらものを食べることが多くなった。確か小学校低学年頃からのことだと思う。

コンビニで買ったものを食べる時は大体見ながら食べている。原材料表記をみると、ツナマヨおにぎりのツナマヨ部分の原材料表記に各コンビニで違いが大きいことがわかる。なんなら、同じコンビニでもリニューアル等により表記が変わることもある。

ツナマヨの原材料表記を見ていて分かったこと
ツナってマグロのことだと思いきや、ツナマヨおにぎりに甘味を強く感じる時、大体がカツオを使っている。和風ツナマヨのツナは大体カツオだと思う。
"和風の"ツナマヨおにぎりという様に和風はツナマヨにかかっていると思われがちだが、本当は"和風ツナの"マヨおにぎりという様に和風はツナにかかっていて、和風ツナ=カツオという言葉のマジックを用いられている可能性がある。ツナマヨのツナがマグロでない場合があることを周囲の人間に伝えると驚く人が案外多くて、みんな原材料表記あまり見ないのかなと思った。ツナマヨのツナは絶対にマグロであれよ過激派という訳ではないので、カントリーマアムに白あんが使われていることと同じくらいの驚きをもたらす豆知識として捉えている。

https://r.nikkei.com/article/DGXNASDJ23001_U4A220C1000000

調べてみたらカツオもツナと呼ばれるらしい。私の提唱していた和風ツナ=カツオ説は違うようだった。パスタの中のスパゲッティ/パスタの中のマカロニみたいな感じでツナの中のマグロ/ツナの中のカツオがあるということなのか?

2018年7月13日金曜日

ツナマヨおにぎり

セブンイレブンのツナマヨおにぎりがリニューアルしていて、何が変わったかというとマヨネーズらしい。確かに、ツナマヨネーズの表記の隣に「こだわり卵のマヨネーズ使用」と書かれていた。

セブンイレブンのツナマヨ専用のマヨを作るための卵、「ななたま」の製造についてのポップが店頭に飾られていたのでゆっくり読んだ。

以下要約
ツナマヨをおいしくするために、マヨネーズに使う卵の専用卵(ななたま)をつくった。
ななたまはストレスの無い環境で専用のエサにより育てられ、とれた3日以内の卵がマヨネーズに使用される。
マヨネーズはシェフエマルション製法で口どけの良さ・水分移行低減を実現させた。

シェフエマルション製法について、キューピーや味の素のサイトで調べるに、マヨネーズの材料である卵・油・酢を乳化させた時の油の粒子の大きさがマヨネーズのおいしさを左右するらしい。
コク(油脂感)は舌にあたる油滴の大きさで変わる。つまり舌にあたる油滴が多いとコクがあるように感じる訳だが、キューピーは油の粒子を細かくすることで表面積を増やす方法(マイクロエマルション製法)、味の素は油滴の大きさを大きく保たせる方法(Wエマルション製法)という違うアプローチの仕方でコクを生んでいるらしい。シェフエマルションが何なのかGoogleではわからなかったが、油滴の大きさに関わる技術ということだろう。

食べてみると、確かにマヨネーズが以前と全然違う!
今までのツナマヨはツナメインにマヨネーズで味付けしているような形だったのが、メインがマヨネーズでツナがサブへうってかわった感じがあった。

ツナマヨおにぎりの誕生は、新しいおにぎりの具の提案を命じられたセブンイレブンの商品開発部の方が案が浮かばず途方にくれていたところ、息子の食べていたマヨネーズご飯を見てツナを混ぜたらおいしそうだなと思い付いたところから、と進研ゼミの雑誌で読んだことがあるので原点回帰という感じだなと思った。

2018年7月8日日曜日

笑声

バイト前、駅構内で不審な人がいたので駅員さんに報告しに行って来たあと「駅構内で不審な人がいたので駅員さんに報告しに行って来た」という話をバ先の人たちにしたら、話した人全員に「正義感強いんだね」と返されたので、私は正義感強いのかと思った。

今日行った合同の研修で「レシートは元々返さなければならないものだから『レシートのお返しです』というのはおかしい」と教えてもらい、へーと思った。
正しくは「レシートでございます・レシートのお渡しです」らしい。

笑声で話しましょうとも教えられた。
笑声で「えごえ」と読むらしいが、語感的に笑声の笑声感の無さが凄すぎて笑ってしまった。笑声は電話口などで使う、声だけで笑顔であることが分かるようなもので簡単に言うとワントーン明るい感じの声らしい
「えごえ」、漢字を知らなかったらドスの効いた低い声を想像するところだった。

2018年7月7日土曜日

石の入れ物



石の入れ物ができた。
作ってみて、石の頭が1/3出てるくらいのが可愛いという結論に至った。細編みと鎖編みだけのシンプルな作りです。首から下げられるようになっていて、たまごっちのこと思い出す。

2018年7月5日木曜日

同級生から日光で拾った石をもらった。
私が欲しいと言ったからなのでもらったというか譲ってもらったというか。

たこ糸でこの石にぴったりな入れ物を編んで、首から下げれるようにするつもり。
詳しく説明すると細編みで下1/3収まるくらいのポケットを編みフチの両サイドから紐を伸ばして上で蝶々結びして留められるようにするという、そんな編み図を想像してる。
けど編みながら変わるかもしれない。

ここ最近は心音を録るにあたり周波数のこと考える時間が多かった。音を周波数で考えるということが気を抜くと全然できてなくて(音の作品見てる時とか)、普段から注意して周波数に対する大まかな感覚を身に付けたいなと思ってます。電車の今の空調は何々Hzくらいかな~みたいな

やってみるとコピックにハマった当初の中高生の気持ちになる。
あの空はB14くらいかな~みたいな。
そんな過去は無いので想像ですが。

2018年7月3日火曜日

香水

ある日、お店で香水をぷらぷら見ていると香水のパッケージに食品と同じように原材料名の表記があるのを見つけた。今まで香水には全然興味がなかったんだけれど、バイト先の先輩が香水に一家言ある人で、ちょっと気になってのことだった。

どんな化合物にも原材料はあるに決まっているので当たり前なのだけど、ここに書いてあるものを揃えれば私にも香水が作れるのかということに気がついて、調べてみたら案外簡単に作れることが分かった。そして、もし私が香水作りにハマってきちんと勉強したら、アロマテラピー検定何級とか取れちゃうかもしれないのかということにも気づいた。

今から本気出せば何にでもなれるかもしれない、何でもできるかもしれない可能性についてよく考える。もし今一念発起して警察学校に行ったら婦警さんになれるかもしれないのか...とか。

私も頑張れば婦警さんになれるとか、バイトをしてお金を貯めれば私もCHANELで買い物ができるなどという気づきは、初めて思い至った時は結構衝撃だった。やるかやらんかは置いといて、実現可能な範囲内にそういう事象があることに気づくとびびってしまうという感じ。やってないだけで出来ることはこの世に沢山存在していることに途方にくれるというか。

それはさておき香水作り、どハマりするとは思えないけど作れるとわかったものは1回作ってみたいので一段落したら手を出したい。香りの好みが分かる人へ限定だけど手作り香水ってプレゼントに最適な気がして、作れるようになっておきたいなと思ったのもあります。

2018年6月28日木曜日

透明コーラ

最近コカ・コーラから「コカ・コーラ クリア」という透明な炭酸飲料が出たらしい。
いろはすを筆頭にブームが起きている透明飲料の波に乗ったかのように見受けられるが、逆にコーラを黒くする方が本当は難しいことだと思っているのでやっと出たのかと思った。(私の生まれる前に、当時アメリカで人気だった「クリスタルペプシ」に対抗し「タブクリア」という飲料が国内発売されたがヒットせず消えたらしい)

なんで黒くする方が難しいと知っているかというと、コーラを自作したことがあるからである。自作コーラは、①シナモン・バニラ・クローブ・カルダモンとレモンを砂糖水で煮込む、②冷まして濾してシロップにする、③炭酸水で割るという、ジンジャーシロップからジンジャー抜くような手順で作ることができる。
これまで、アメリカでは風邪を引いた時にコーラを飲むというのにピンと来ていなかったが、作ってみるとビタミンCとスパイスが凝縮した液体なんだなと分かって一理ある…と思った。

これだけでも味は結構コーラだったが、材料からも想像できるように黒くなる要素がない。実際ほぼ透明だった。


自作透明コーラ


もし黒砂糖を使っても、シロップは一見黒くなるかもしれないが、それくらいの黒さでは炭酸水で割ると薄茶色になるし。本家はカラメルを用いて黒くしていると調べてみて分かったが、自作のカラメルを溶かすくらいでは黒砂糖を用いた時と同様あんなに黒くなるわけがないと想像した。それから、原材料名に佇む「カラメル色素」がとても怖い。自然界ではありえないレベルの黒さがこのカラメル色素により実現している。

そう考えると逆に「コカ・コーラ クリア」の方が良いものに思われるが、カロリーゼロらしく、それで美味しくないという評価が多いのかなと思った。

コーラを自作したという報告をした時に多く寄せられた質問にここで答えておきます。
A.コーラはコーラ虫から作らない

2018年6月16日土曜日

アイスクリームのチョコミントについて

先輩の奢りで、セブンイレブンで販売されているマックスブレナーのチョコミントアイスを食べた。値段がお高めで250円はしてた気がする。

食べながら癖で原材料などの表記を見ると種類別アイスクリームと書いてあった。
種類別アイスクリーム・種類別アイスミルク・種類別ラクトアイス・種類別氷菓はアイスに含まれる乳成分の量によって区別される。種類別アイスクリームは乳成分が一番多く、ハーゲンダッツとか牧場しぼりとかは大体種類別アイスクリーム、つまり濃厚ということだ。

種類別アイスクリームか種類別ラクトアイスかくらいは食べると大体分かるんだけど、今回ばかりは分からなかった。ミントのアイスの持つ清涼感で、種類別アイスクリームの濃厚さがあまり伝わってこなかったからだと思う。

赤城乳業等他のアイスメーカーのチョコミントは大体が種類別ラクトアイスで、上等なものでも種類別アイスミルクにとどまっていた記憶がある。

さすがに食べ比べたら濃厚さの違いが分かるんだろうが、そこまでしないと分からないのにわざわざ種類別アイスクリームにする必要があったのか?と思った。そのおかげで値段高いわけだし。

今まで種類別アイスクリームに正義を感じていたけどこれはいかがなものかと思った。

いやでもマックスブレナーのブランド的に種類別アイスクリームしか許せないのかなとも想像した。

2018年6月14日木曜日

鎌倉探訪

悲壮感漂う浜辺に打ち上げられたエイ


鎌倉に行ってきた。

録音の宿題が出て波の音を録りに行こうと思ったのもあるんだけど、一番の目的はシーグラスという波なんかにさらされて丸っこくなったガラスの破片。前から欲しいと思っていて、海開き前に取りに行ってしまおうという算段だった。

材木座海岸がのんびり採集するのに適しているとYahoo!知恵袋で言っている人がいたので鵜呑みにすることにした。



「材木座海岸」とはいかにも材がゴロゴロ落ちていそうな名前で期待大!
神奈川の方にはあまり出たことがなくて、材木座海岸は由比ヶ浜と川を挟んで隣り合っていることを今日初めて知った。両方行ってみることにした。由比ヶ浜は相対性理論の歌に出てくるので名前だけ知っていた。歌の中で「由比ヶ浜では貝が取れる」みたいなことを言っていた気がするしシーグラスもありそうだと思った。

実際行ってみると、材木座海岸の方が人が少なく浜に打ち上げられた海草の島が点々とあって、その周りに角がとれたシーグラスや陶器の破片や貝殻が散らばっており気が済むまで拾って歩いた。

後から行った由比ヶ浜の方は人が少しいて、サーフィンをしている人たちもいた。空いているとはいえ海に入るにしては今日は寒くないか?と思った。
由比ヶ浜の方にだけ海の家などの建物が浜に建っていて、その海の家の修復工事や新設が急ピッチで行われていた。海開き基準で回っている世界線を目の当たりにできてよかった。

自分と違う基準で回っている世界線を見ると嬉しくなる。
前のバイト先はゆるキャラグランプリ基準で回っていたし、今のバイト先は上野公園に新しく生まれたパンダのシャンシャン基準で回っているところがある。

普通に生活をしていたら知る由の無い世界の回り方があることに気がついたりするのは近頃滅多にない機会で、思いがけず目の当たりにする度嬉しい気持ちになる。


2018年6月12日火曜日

カンパチ

時々環八という言葉を耳にするけど、都内の移動は基本電車のためあまりピンと来ない。

東京には同心円状に環一・環二・環三...と道路があり、その内側から八本目が環八で、環八がなぜかよく使われているということだと思っていたし今もそうだと思っている節がある。
カーブの具合が環八くらいが車で走りやすいのかなとかで勝手に納得していた。

想像の中の東京にある環一は円形の公園で、真ん中に噴水がある。

2018年6月1日金曜日

海老の尻尾

同級生何人かで串屋さんに入った。

8種盛りを頼んだら豚・鶏・うずら・チーズ・生姜・ヤングコーン・ささみ・海老がきて、ひとまず海老を食べた。海老の尻尾を取り皿に置いたら、正面に座っていた同期に「もらっていい?」と言われて、断る理由もないので譲った。同期は食べさしの海老の尻尾を嬉しそうに食べていた。

それを見て
「歯がねえのに、しっぽは無理だえなあ、婆っちゃ。えびは、しっぽを残すのせ。」
と、父親が苦笑いして言った。
 そんなら、食う前にそう教えてくれればよかった。姉の皿を見ると、やはりしっぽは見当たらなかった。姉もこちらの皿を見ていた。顔を見合わせて、首をすくめた。
「歯があれば、しっぽもうめえや。」
 姉がだれにともなくそう言うので、
「んだ。うめえ。」
と同調して、その勢いで二尾目のしっぽも口の中に入れた。
という「盆土産」の一説を思い出した。
確か中学の国語の授業でやったやつ

彼は歯があるから海老の尻尾がうまいんだなと思った。私にも歯はあるのに。

2018年5月31日木曜日

焙じ茶ラテ

焙じ茶ラテはミルクティーのように普通にお茶を入れたところに砂糖と牛乳を入れたタイプと抹茶ラテのように茶葉をすりつぶしたものを溶かしてそこに砂糖と牛乳を入れたタイプの二つがあるけど、両方違った良さがある点が焙じ茶の強さ!

2018年5月26日土曜日

ろう者の笑い声

電車に乗っていたら乗り込んできた二人の大人が手話で会話を始めた。
手話全く分からないので話の内容は分からなかったが、めちゃくちゃ盛り上がってることだけは表情で分かった。静かににぎやかな空間が目の前にあって気づけばずっと見ていた。

突然笑い声が聞こえた
手話による二人の会話はピークを迎え、二人とも大爆笑していて、その二人の笑い声だった。

笑いに伴う声というのは聞こえなくても出す?出る?ものなのかと思った。

家に帰ってテレビをつけたら偶然ろう者のための学校の特集をしていた。学校は授業中も休み時間も基本的には静かで、でも子供たちは笑うときだけは声を出して笑っていた。

やはり、笑うに伴う笑い声は聞いたことなくても出すことができるらしい。

笑うのって人間だけな気がするけど、もう人間にとって笑いは本能で知っているものということだろうか。私たちは笑い方を生まれながらに知っているということか。

2018年5月24日木曜日

タンポポ

見渡す限りの小さい黄色い花は全てブタナの模様


帰り道、学バスに向かう途中ネコがいて、ネコだ~と近づいていった友達についていったら、本物のタンポポがネコの近くに生えているところをその友達が見つけて教えてくれた。ここ最近出てくる友達は全部同一人物で、タンポポに関してめちゃくちゃお世話になってしまった。

葉を6枚位摘んで小さな紙袋に入れて持ち帰った。家に帰り、多めのバターでゆっくり焼いて、箸でつまもうとすると粉々になりそうなくらいパリパリカリカリにしてそのまま食べてみた。

塩味が少し効いていて苦みのある大葉の素揚げという印象だった。ベーコンの味?風味?の要素って塩味と油と燻製のにおいの3つが主なのではと考えると、塩味と油はバターでカバーされていて、燻製要素はタンポポからしかカバーできない訳だけどタンポポからは燻製のにおいらしき感じがしないこともなくないこともない...のか?という感じで、モヤっとした感じに実食は終わった。

そのあと晩ごはんのトマトソースパスタに残りのタンポポも混ぜて食べてみたら、ほどよい雑味が確かに味界のベーコンポジションといった感じで、味全体の中で機能しているような気もした。良くわからなくなってきているので気のせいかもしれない。

2018年5月23日水曜日

ブタナ

朝ポストを開けると「庭」という文化誌が届いていて、行きの学バスで少し読んだ。いきのいい魚さんによるうまい野草の紹介が冒頭にあって、食べられると聞いたことがあるけど食べたことがない草花が味や食感、調理法と共に紹介されていた。

その中にタンポポの紹介があって
“葉をバターで焦がさぬように焼き上げると、カリカリに焼き上げられたベーコンのような風味になる”
という情報がのっていた。

昼休みに食堂へ向かう道中の原っぱには、見渡す限りたくさんの小ぶりな黄色い花が咲いていた。きっとタンポポだろうと思い、帰りに葉を摘んで本当にベーコンのような風味になるのか今夜試してみようと決めた。

帰りのバスの待ち時間に一人で摘むのはさみしいので友達に頼んでついてきてもらって、昼見つけたタンポポ畑に行ったら夕方だからか花は全て閉じていた。友達は「タンポポにしては背が高くないか?」と言ってスマホで調べてくれたところ、多分目の前に広がる植物はタンポポに似た植物のブタナの可能性が高いことが分かった。確かにタンポポの綿毛見終わったのに今一気に花咲いてるの変だよな...と今更ながら思った。

未だ似た植物が全然見分けられないので、私に野草はちょっと早いのかな、一人だったら今ごろブタナ大量に収穫して食べてるところだったし。以前買った図鑑少しずつ読んでるけど実物で見分けられるようになるにはまだまだ時間がかかりそう。

家に帰ってブタナを調べてみたら食べられないこともないらしく、葉っぱは意外と柔らかく苦味も少なくけっこういけるらしい。食べた事例が(Google内に)少なすぎて少し怖いけど。


2018年5月20日日曜日

植物図鑑

 

古本屋さんで植物図鑑が100円で売っていたので丁度良いなと思って買った。

店の外に100円均一で雑多に置いてある中にあったやつで、そのブースの本は全体的に日焼けしていたけどこの図鑑は箱付きだったので中身は結構きれいだった。
この箱、持つと何故かねちゃねちゃしていて、そのことを知っていたのか買うときに店員さんが慣れた手つきで拭いてから袋詰めしてくれた。なんの粘りだったんだろう。

2018年5月18日金曜日

パンチ

「糞餓鬼」という字面、パンチが強すぎないかとふと思った

糞な餓な鬼て。

「くそガキ」くらいのやわらかさがくそガキの幼さや憎らしい感じに合ってる気がする

2018年5月17日木曜日

雑草

つくしみたいな見た目の、その頭の周りに小さい白い花が円を描いて咲いているという植物が通学路に生えていて、天使の輪みたいでかわいいな~と思っていたが最近花が枯れてしまっていた。

なんの植物か名前がわからないので雑草としか呼びようがないし調べられない。でも雑草という名の植物などこの世には無い訳で。

見渡す限りの雑草を前に、私の不足している知識が雑草の量で可視化されているように思えてきて、植物図鑑を買おうと思った。

2018年5月14日月曜日

アンドロメダは西南に

幼稚園か小学校低学年の頃、ご近所さん何家族かでキャンプに行ったら、隣の若者グループがアコギ伴奏で「アンドロメダは西南に~」と繰り返し歌っていた。そのフレーズが頭から離れないまま10年以上経って、そういやアレなんの曲なのか知らないなと思ってググった。

ものの一秒で「空駆ける天馬」という合唱曲だと分かった。
しかも「アンドロメダ“は”西南に」ではなく「アンドロメダ“を”西南に」が正しい歌詞だった。聞き間違えたまま10数年覚えていたらしい。
YouTubeに合唱されたものがあがっていたので見てみた。後半から急に「アンドロメダを西南に~」というフレーズをめちゃくちゃ繰り返していたので、あながち記憶は間違ってなかったことも分かった。

私は今回初めて全体を通しで聴いたのだが、結構ポピュラーな合唱曲らしくYouTubeのコメントに多くの声が寄せられていた。コメントの中には「アンドロメダを炊飯器」とふざけて歌っていたというような聞き間違いから生れたのであろうモジりの例も多くあった。

その中のひとつに「あんころ餅を仏壇に」というのがあり、気に入ったのでメモも兼ねてここに書くことにした。

2018年5月13日日曜日

おかえりマンゴー

以前アメ横で買った大袋のドライマンゴーが残り少なくなってきた。店員さんにおすすめされたヨーグルトに漬けておくやつをやってないなと思い出して朝起きてすぐ漬けておいた。

ドライマンゴーにヨーグルトをひたひたになるまでかけて一晩置いておくとマンゴーが水分を吸ってプルプルになるというもので、「おかえりマンゴー」という料理らしい。このおかえりマンゴーというネーミングがとても良いと思う。数年前にテレビで主婦が紹介していたのを見て知って印象的だった。なのでドライマンゴーをヨーグルトに漬ける料理の存在自体は知っていて、店員さんにオススメされたことでその存在を思い出したという流れだった。

夜ご飯の後、デザートに食べた。
数年ぶりのおかえりマンゴーだったが、記憶通りマンゴーはプルプルになっていた。生マンゴーとは食感はかなり違うんだろうけどこれはこれでおいしい。マンゴーが水分を吸うことでヨーグルトは水切りヨーグルトに近い状態になる。水切りヨーグルト好きだけど乳清捨てるのもったいないしもてあまして困ることが多いのでこれは打開策になるなと思った。

2018年5月9日水曜日



2018年5月7日月曜日

あひるご飯

午後から授業だったのでお昼のテレビショッピングを見ながらあひるご飯を食べていた。小6の時に友達から聞いて知ったのだが、朝ご飯と昼ご飯をまとめて食べる時のご飯のことをあひるご飯と言うらしい。ブランチの直訳っぽい。
テレビショッピングではお腹に貼るタイプのブルブル震えて腹筋に刺激を与えるダイエット機器の紹介がされていた。被験者のビフォーアフターの写真が画面内に並んで「ウエスト−17cm!」と結果が発表されたのち、「ボウリングの球1個分が無くなったかのような変わりよう!」とナレーションが入った。ボウリングの球1個5kgほどだった気がするので体重の変化の比喩としてはわかりやすいか?と思ったが、なんと体重変化についてこの番組では全く触れていなかった。重さではないなら円周かとも思ったがウエスト−17cmということなのにボウリングの球は円周も直径も17cmではなさそうだ。ボウリングの球1個分が無くなったかのような変わりようて、何を根拠にした比喩なんだ??と思った。

GWが明けて久しぶりに大学構内で育てているミョウガの様子を見に行ったら芽がぴょこぴょこ出ていた状態から生長し、茎が伸び立派な葉っぱを広げていた。手をあまりかけられていなくて申し訳ないけどこの調子で頑張ってほしい! 週に一回雨乞いだけしてる。

2018年5月4日金曜日

自販機について2

以前書いた
“コカ・コーラは自販機でポカリスエットに並び、上の方の列にいることが多い気がする。統計を取ったわけでも何でもないので気のせいかもしれないが、もし本当なら飲料界では身分が高いということだろうか。”

そういやどうなんだろうと思って、駅から目的地までの道中コカ・コーラの自販機を見つけ次第写真を撮っていった。





今日の成果だけで言うと私の仮説は気のせいでは無かったようで、見つけた自販機全てでコーラは一番上の列を陣取っていた。




アサヒの自販機も結構あったのでポカリスエットも検証してみた。





基本的にはポカリスエットも一番上の段にいることが多かったが、一つだけ真ん中の段にポカリスエットがいた。その自販機では下の段にいることが多いコーヒー類が一番上の段に鎮座しており全体的に珍しい配置なのではと思った。

2018年5月3日木曜日

記念撮影

ニュースを見ていたら、特集コーナーが始まった。最近外国人観光客に、日本のありふれた日常の部分を体験するツアーが流行っているという内容で、ガイドさんから高架下の飲み屋や自動販売機の説明を聞いて実際体験している映像が流れていた。その中で記念撮影をしている場面があった。ぼんやり見ていたら、記念撮影のために並んでいる外国人観光客たちが「スシ〜!」と言い、それと同時にシャッターが切られた。スシ!?と思った時には次の場面に切り替わっていた。

小学校なんかでの集合写真の際「いちたすいちは〜?」「に〜!」というやりとりをしてシャッターが切られることが多かったが、あれは母音がIの文字を声に出していうことで口角を上げ、半ば強制的に笑顔を作らせるうまい方法ということは知っている。「スシ」も語尾がシで母音がIのため同じ効果を生んでいるのだろう。
日本では、英語圏の「Say cheese!」が元であろう「ハイ!チーズ!」という言葉が一般的な気がする。そういえば、英語圏では「Say cheese!」と撮影者が言ったら撮られる側みんなで「Cheese!」と言うが、日本では「ハイ!チーズ!」と撮影者が言うだけだ。「Say cheese!」は「チーズと言って!」という意味なので、撮られる側みんなで「Cheese!」と言うことは何もおかしくないし寧ろ撮られる側の人たちの口角が上がって自然と笑顔を作れる。日本では掛け声である「ハイ!チーズ!」と言うのは撮影者だけで、写真を撮っている時一番自然な笑顔なのは撮影者かもしれない。

そういう意味では「チーズと言って!」の代わりに「スシと言って!」を導入したこの旅行会社は賢いなと思った。「いちたすいちは〜?」「に〜!」の説明をするのは面倒だろうし、スシなら日本ぽいし知名度も高い言葉だし。「ハイ!チーズ!」だと「Say cheese!」とあまり変わらない上に、言うのは撮影者だけで、そのため記念撮影の際に撮影者だけが自然と笑顔になる日本の現状をどう説明すればいいのか私にはわからないし。

実際、記念撮影の際に撮影者だけが自然と笑顔になっているのか今度観光地かなんか訪れた時に確認したいと思う。

2018年5月2日水曜日

食パンの夢

5枚切りの食パンを私と女の子と男の子の3人で食べている。誰かは覚えていないが知らない人だった気がする。女の子は風邪を引いていた。

女の子が食べきれなかった食パンを男の子が食べだしたのを見て、私は思わず
「風邪うつっちゃうよ?」
と言った。
「風邪は女から男にはうつらない」
と男の子は答えた。
「誰が言ってたの?」
「奈良県が言ってた」
「奈良県言いそう~」
私と女の子は声を合わせて言った。

納得して食パンを引き続き食べた。

2018年5月1日火曜日

甘納豆

昨日、水戸芸術館に行く車に乗せてもらった。
帰り道に寄った水戸ドライブインで青パパイヤの甘納豆が売っていて、思わず買ってしまった。青パパイヤって新しい野菜らしい。確か540円

水戸納豆という言葉があるくらいには水戸では納豆が有名だ。甘納豆も共に有名なことに納豆の仲間だから当たり前かとも思ったが、甘納豆に納豆要素ってあまりなくない? 甘納豆ってそういえば一体何なんだと思って調べてみたら、豆などを砂糖漬けにした和菓子の一種らしい。発酵させた納豆とは別物っぽい。


2018年3月3日土曜日

ウェルチ

昨日冷蔵庫の飲み物が全部なくなったのでお茶とウェルチという濃いブドウ100%のジュースを買った。今日お散歩ついでにスーパーによると、昨日300円くらいだったウェルチが200円に値下げされてて、たかが百円ながら自分でもビックリするくらいへこんだ。

2018年2月28日水曜日

電車の夢と二種類の三輪車

見た夢

アルバイト先へ向かうために電車に乗っていた。上野東京ライン快速品川行きだと思っていたが、私が乗っていたのは謎の品川方面行きで、全国規模の環状線になっていた。私は車内で寝てしまい、起きた時には日暮里駅を寝過ごし品川駅も過ぎてしまったらしく、「次は岡山」と電光掲示板に表示されていた。時間は10:23だった。バイトの始業時間は10時だったため完全な遅刻をしてしまった。反対まわりの電車は無いらしく岡山駅の次は香川駅、東京に戻るために日本一周をせざるを得なくなった。今日はもうアルバイト行けないなと思い謝罪のメールをすることにした。



日記

三輪車というものは前輪が1つで後輪が2つというものだと思い込んでいた。前輪は1つのほうが急な方向転換にも対応しやすそうだし、そこに後輪が2つあることで安定感も確保されやすそうだから。今日スーパーに立ち寄ろうと思ったら前輪が2つ、後輪が1つのタイプの三輪車に乗ったおばあちゃんとすれ違った。2つの前輪の間にカゴが配置されていて、あとは一般的な自転車と同じ。案外便利なのかと思って操縦しているところを見ていたが、方向転換のキレは期待できそうになかったので、歩行者も車もまったりした平和な世界の乗り物なのだなと思った。

2018年2月25日日曜日

自販機について

コカ・コーラは自販機でポカリスエットに並び、上の方の列にいることが多い気がする。統計を取ったわけでも何でもないので気のせいかもしれないが、もし本当なら飲料界では身分が高いということだろうかとか思った。

逆に身分の低いペットボトルについて考えてみる。まず思い浮かぶのは猫避けペットボトルだ。
猫避けペットボトルはペットボトルの天下り先として最も下位な職であり、自ら望むものではないものとされていそうだなと思った。

自販機で飲み物を買う度に、あまりにも無慈悲に突き落とされてるな〜と思う。自分がペットボトル飲料なら、こんな仕打ちあんまりだ!となるだろう。

飲み物とお釣りをかがまないと取れないくらい下に取り出し口があるのは、私たちのために利便性を求められた自動販売機自身の最後の反抗だったとしたら。彼らは緩やかに私たちの腰へ負担をかけることで、直立二足歩行の運命でもある腰痛に加担することに成功している。

2018年2月24日土曜日

夜道

駅から家までの間の道が帰り道になるのは大抵夜だ。当たり前だけど、夜なので暗い。

ある日私はその帰り道を知人と一緒に歩いていた。道中にある税務署の前にさしかかったとき、「なんかここ通るのいつもちょっと怖いんだよね」と言ってみた。税務署は夜になると完全に閉まる上に近くは街灯も少なく暗いので、共感を得るつもりで言った。けれど相手はあまりピンと来なかったらしく、私はなんとか共感を得られまいかと辺りを見渡し「ほら、ここらへん街灯少ないし」「あ、税務署の裏お墓あるし」「しかも、なんか鳥居あるし」とこの道の怖いポイントを探して主張を続けた。相手も確かにちょっと怖いねと納得してくれたのでそのまま帰った。

今日一人で帰り道を歩いていたときに、ふとその日のことを思い出した。今までこの道のことはなんか周りより暗いからくらいのふんわりとした理由で怖いなあと思っていたのが、その日相手に伝えるべく怖いポイントを探してしまったがために、怖いポイントを自分自身に対しても明示してしまった。帰り道にお墓があるだなんてその日に気づいたことだった。気づいてしまったが最後、もうその道を通る度にお墓が目の端にうつり込んでくるようになってしまった。気づいてしまったら気づく前には戻れないと言うが本当にそうだった。引っ越し直前に、やなことに気づいてしまっていたことに気づいた。

2018年2月21日水曜日

中央線

今日は中野から西荻窪まで散歩した。基本的には中央線の高架下の通路を歩き、通れないところは線路沿い、線路沿いも通れないところは住宅街を歩いた。住宅街は行き止まりが多くて迷路かよと思うところが多かった。生まれと育ちは京都で、そこで道と言えば基本的には直行していたので、東京のぐねぐねとした道には未だ慣れない。迷いながら歩いていると様々な形のブロックやインターホンがあり、大学の課題で何か一つのモチーフに着目してコレクションするというのがあったので写真を撮ってまわった。

辿り着いて知ったが、阿佐ヶ谷アニメストリートというものがあるらしい。名前の通り阿佐ヶ谷駅付近の高架下にあり、一時期は栄えていたらしいが私が行った頃にはほぼシャッター街状態だった。ここに寄りたい店はないだろうと思いつつ現存する数軒の商店を少し覗きながら歩いた。一軒、ガチャガチャが沢山並んでいる店があり覗いてみると、今日はいいやとやり損ねて以来出会えてなかったガチャガチャに再会した。ミニチュアの信号機のやつだった。やったー!と思いながら、客も店員もいない店内で一人ガチャガチャを回した。

当たったのは歩行者自転車専用の信号機で、スイッチをONにすると赤信号が光るやつだった。ケースに同封されている説明書に日本信号からのメッセージが載っていた。


交通信号制御装置の他、鉄道信号制御装置・駅務自動化装置、駐車場自動化装置の製造及び販売をしています。

より安全で優れたシステムで支え、
人々が安心して利用できる交通インフラの実現に貢献しています。

普段点灯している信号が災害等で消えている不安感。
点灯したことにより日常に戻った安心感。
あなたにもありませんか?


最後の段落の文章にハッとさせられた。私はまだ災害等の被害をモロに受けたことが無いのでこのような不安を感じたことがなかったし、信号が消えていることに不安を感じるだろうと考えたこともなかった。私にとって信号の点灯は気にしたことの無い日常の一部だった。

想像の中でいつもの通学路を歩いてみる。途中にある信号、遠くに見える信号、その全てが点灯していないとすればどう感じるだろうか。車通りが少なく大体の人が無視している機能していない信号も、いつものように点灯していなければ何かある種の不安を感じてしまうのだろうか。


そういえば朝、電柱の地中化が進められるとニュースで見たが、いつか電柱が一本たりとも地上から無くなったらどう感じるのだろうかと思った。でも、目新しいのは最初の一週間くらいで、すぐ日常になってしまう可能性のが高い気もする。

2018年2月17日土曜日

スティックシュガー

ミスドでのおかわりシステムを初めて使っている。小さめカップのロイヤルミルクティー一杯324円もおかわり自由を考慮すると妥当だし、カップが小さいためあったかいうちに飲みきれて、あったかいのをまた注いでもらえるのでこれはいつまでも居れそうで危ない。ロイヤルミルクティーを自分で淹れると、牛乳の膜が発生しそれが破片になってマグカップ内を浮遊し心地よく飲めない。そのところミスドはそんなもの一欠片も入っておらず不純物の無いロイヤルミルクティーだった。
カフェによってロイヤルミルクティーに砂糖が入っているか入っていないかが異なるがミスドは入っていなかった。ポン・デ・リングなど砂糖まみれになったドーナツと一緒に飲むには丁度良いので、偶然かもしれないけど考えられているなあとその時は思った。ドーナツを食べ終えた後、私はスティックシュガーをロイヤルミルクティー一杯につき二本入れ飲み干してはおかわりを繰り返していた。

コカ・コーラに含まれる糖分などをスティックシュガー何本分と表し現実を突き付けゲッと思わせる表現方法があると思う。スティックシュガーをロイヤルミルクティー一杯につき二本入れ飲み干してはおかわりを繰り返していた私の前には空っぽになったスティックシュガーの袋の残骸が並んでいた。その残骸たちはこの間私が摂取した砂糖の分量を正確に私に提示してくれていた。目の前の残骸たちとマグカップと私の関係性が「紙面で見るコーラとスティックシュガー」と私の関係性とは段違いにダイレクトな情報すぎることに気がつき、ゾッとして飲み続けることを切り上げ、そそくさと店を後にした。

その時は一日何g糖分は摂取していいのか覚えていなかったので分からなかったが、WHOによると一日小さじ6杯分までらしい。余裕で超えていそうだったので帰って正解だった。

2018年2月14日水曜日

紛らわしい事態

電車の中から外を眺めているとイギリスの国旗がはためいていた。正真正銘ここは日本であるので、あんな千葉の住宅街に大使館でもあるのかと思い目を凝らしたら、イギリス国旗をあしらった大きなタオルケットがベランダに干されているだけだった。

2018年2月13日火曜日

バレンタインと苗字

北千住でチョコ卍と書かれた給食当番の時によく使っていた布のマスクをしたパンチパーマのお兄ちゃんがいた。そういえばもうすぐバレンタインだもんな。そのマスクを見てチョコをあげようと思う人ってどれくらいいるのだか。

そのあと入ったお店でレジうちをしてもらった店員さんの苗字が「皀さん」だった。日本語の流暢さ的に中国人でもなさそうだなと思いローマ字表記を見ると「SAIKACHI」と書かれていた。あとから調べてみると日本全国に110人ほどしかいない苗字だったらしい(真偽不明)。こう珍しい苗字の人と出会うとラッキーな気持ちになる。

2018年2月9日金曜日

犬の気配

朝バイト先に到着すると、いつも眠そうにしていた工房長の飼い犬の姿がなかった。珍しいなと思っていたら、タイムカードのそばに「2月8日21:30永眠しました。」との貼り紙があるのを見つけた。貼り紙の中には抱かれた元気な頃の飼い犬のそばに「今までありがとう。バイバイ!」という吹き出しがついていた。

私は犬のおかげでバイト先の空間が少し獣くさいのが少し気になっていたが、急にその獣くささが全く無くなって、気配がなくなることがこんなにも不在を確固たるものに感じさせるのだなと寂しくなった。

その犬が亡くなって分かったことは、私は犬の鳴き声や喉の音なんかだと思っていたゴロゴロという音が、椅子を引きずったときの音であったということだった。
しばらく「今日も喉鳴らしてるな~」と思っていたが、よく考えるともうあの犬はこの世にはいないはずなのだった。これまたおかしいなと思ってよく周りを見渡すと工房長が椅子を引くときにその音がなっていることが分かった。けれども、その音を聞いて私が「今日も喉鳴らしてるな~」と思った時、確かに犬の存在があった。
存在とは物質的なものとしてだけでなく、その存在が出す音やにおいによるもので感じていたところが多かったことを知った。

2018年2月8日木曜日

通勤路

同じ時間に同じ目的地を目指しているはずなのに出会わない人々のことがずっと気になっている。
登校だったり通勤だったりでのことだ。例えば学生時代、通学路で気になる人と出くわすことはどちらかが朝練へ行ったり・遅刻しない限り容易なようで、とてつもなく難しいものだったような気がする。同じ電車に乗っていたはずでも出くわせない日は出くわせないのが本当に不思議だった。
今勤めているバイト先では勤務開始時間の10分ほど前に私を含めた4人ほどが到着するのだが、通勤路は一本道のはずなのに誰の姿も見かけたことがない。普段地面を見て歩いているからかと思い今日はキョロキョロしながら歩いてみたが、やはり誰の姿も見ることはできなかった。

2018年2月7日水曜日

夢にまで見た夢

一日中寝て、ずっと夢を見ていたはずだが詳細までは一つも思い出せない。けれど、ハッピーなものは一つもなくて、誰かから逃げ隠れ続けたり、誰かから理不尽な扱いを受けてむかついたりした記憶だけが薄っすらとある。夢の中で追い詰められたり殺されたりで目が覚めるというのは後味が悪いしどうにかしたいものだけど、夢にまで見た夢の世界に夢の中で行くにはまだまだ時間がかかりそう。

2018年2月4日日曜日

雨音

行きしなの通勤路でザアザアと豪雨のような音がするなに空は全く晴れ晴れとしていて変だなと思ったら、近所の学生寮のおとなりさん(ボロ屋)の雨樋?のあらゆる部分から大量の水が滝の如く滴り落ちていた。その日の帰りしに見たときには何事もなかったかのように静かで、あれは雪解け水が流れきったのか、水道管でも壊れたのが直されたのか、結局わからずじまいだった。

2018年2月2日金曜日

お風呂

お風呂に入り、上から順に洗っていくにしたがって「この空間の中で一番清潔なのは自分だ」という気持ちが強くなってきて、出来る限り身体が風呂場のあらゆる部分に触れることの無いように行動を制限し始める。

そのことに完全に集中していてふと鏡を見た時、逆さまになった沢山の自分がこちらを見ていてヒイッっとなってしまった。鏡に付いた水滴に映りこんだ像はカメラオブスキュラのように逆さまになっていた。壁に耳あり障子に目ありという言葉を思い出した。この場合なら鏡に顔あり?
語呂が悪い


失くしもの

朝、上野公園を歩いていたらコピー用紙に印刷され丁寧に切り出されたアキラ100%が落ちていた。裸体と銀のお盆が見えたので間違いない。写真を撮ろうか迷った瞬間には通り過ぎ終えていたため、戻るほどではないなとスルーしてしまったけど、あとになってあの存在が頭から離れない。

帰り道にその姿はなかった。

上野駅構内のニューデイズでおにぎりを買って常磐線快速に乗った。とてもすいていたので二人がけが向かい合っている座席に座りおにぎりを食べながらスマホを触ろうとしたら、スマホは手から滑り落ちた。拾おうとかがむがその姿はさっき消えた紙のアキラ100%と同じくどこにもなかった。近くに座っていたお姉さんが電話を貸してくれ、自分に電話をかけたが音沙汰無い。焦って駅員に事情を話そうとしたが「スマホが手から落ちたら姿が消えた」と意味不明にもとれる説明しかできなかった。元々北千住で降りたかったが駅員の「北千住ー松戸間が時間があるのでその時なら…」という言葉が聞こえて、焦って応対していたら気づいたときには私は柏で降りることになっていた。私は「柏で降ります」と言っていたらしい。
北千住駅を過ぎ、駅員さんがやってきた。私が座っていた座席のシート部分をべりべりと剥がすと椅子の骨格なるものが露になり、私のスマホはその檻に閉じ込められていた。幸い私はスマホにストラップを付けていたため、駅員さんが割りばしをそのストラップの輪っかに引っ掛け釣って保護に至った。
私はもしかしたら落とした瞬間に拾って届けられたか拾いパクられただけならどうしようと最悪な状況のシミュレーションを繰り返していた。なので、まさか普段座っていた座椅子の中が空洞で、その中に入り込んでいるとは思ってもみなかった。だからといって、椅子の中が何で詰まっていると思っていたかと聞かれても困ったけれど。

無事スマホを保護し有言実行柏に降り立った私は、せっかくなのでキネマ旬報シネマで映画を一本見てから帰宅した。

帰宅後溜まった通知を確認していたら見知らぬ番号から何度も電話が来ている。不気味だなと消してしまったが、寝る前に、車内で失くしたスマホを探すために電話をかけさせてもらったお姉さんのものだと合点がいった。070から始まる電話番号を見たのはこれが初めてだった。