2022年6月15日水曜日

マツケンtube

ふと、そういえばマツケンサンバを通しで聞いたことってないなと思いYouTubeで調べてみた。

すると「マツケンサンバⅢ」がヒットした。
Ⅲ……? と思ったが、一番有名なマツケンサンバは「マツケンサンバⅡ」らしい。
まさか三部作とは知らなかったので驚いた。

マツケンサンバⅡは私が幼稚園の年中さんの頃に大ヒットし、幼稚園の自由時間に教室内でループ再生しみんなで踊り狂った時期があった。そこから記憶が更新されていないためサビの部分しか把握していなかったのだが、イントロが長く1分以上あるなどさまざまなことを知ることとなった。

そして松平健のYouTubeチャンネルもあるとわかった。その名も「マツケンtube」。
それがどの動画も想像以上に編集が凝っていて結構面白かった。

MVはMADムービー調のものが多く、音と映像のリズム的な快感が重視されているなと思った。ラスサビに向かって盛り上がっていくところはあるが基本的にストーリー性はないため、ループ再生で1時間耐久もののようにしても全く苦ではなさそうな感じがした。やってないから実際どうかは知らんけど

特に印象的だったのは「マツケンアリマ」という有馬記念とのコラボ動画だった。
この動画は「マツケンサンバⅡ」のMVを踏襲したMADムービーになっている。
「マツケンサンバⅡ」の独特な歩幅の小さいステップがミラーボールでの玉乗りにコラージュされていて、なるほど〜と思った。そもそもとして、衣装で着物を着ているので着物の裾に制限された歩幅が小さい振り付けになっているのだろうと思う。
別の動画で、収録終わりの松平さんが上に重なっている方の裾を手に持ってズンズン歩いているシーンがあった。カメラの存在に気づいた瞬間裾から手を離したので一瞬ではあったが、裾の上げ下げで歩幅に影響があることがよくわかる場面だった。

あと印象的だったのは「暴れん坊将軍のテーマ」という動画だ。
この動画では、暴れん坊将軍のテーマ曲に歌詞をのせ、さらに踊る様子が収められている。
そのダンスは腕だけを使った簡単なもので、おじさん5人が並んで簡単な踊りを踊っており、結構シュールな画になっている。
その動画のコメント欄に、「老人ホームで高齢者の方も車椅子の方も座ったまま踊れるので良い」というような投稿があったのを見た。他にも、「毎日踊っていたら肩の調子が良くなった」などのコメントもあった。

他にも料理をしたり、朗読をしたり、カードゲームに挑戦したりなどさまざまな動画があった。
そのどれも間を意識した動画編集がされており、番組としてのクオリティの高さが印象的だった。

松平健は高齢者界の歌のおにいさんであり、マツケンtubeは高齢者界の教育テレビなのだなと私の中で一旦結論づいた。

2022年6月14日火曜日

ライトブレーラー


ちょっと前、ライトブレーラーの修理を試みた。
このライトブレーラーを生産していた会社は既に閉業しており、修理用の替えの部品も無いらしいので、なにかあったときは自分でなんとかするしかない。

ライトブレーラーというのは日本で手作りされていた点字タイプライターのことで、アメリカで生産されているパーキンスブレーラーが10万円近くするのに対し、このライトブレーラーは2万円ほどという安さを売りにしていたらしい。

パーキンスブレーラーは下から点を打つ仕組みに対して、ライトブレーラーは上から点を打つ仕組みになっている。つまり、ライトブレーラーは点字版で点字を打つ時と同じように点の位置を左右反転させないといけない。
私が習得した指点字はパーキンスブレーラーに倣ったパーキンス式なので、ライトブレーラーで点字を打つのは正直苦手である。ちなみに、右手と左手をクロスさせるとパーキンス⇄ライトとなるので、頭がこんがらがったらそのようにすれば良い。

修理の結果としては、それぞれ原因の異なる不調を持つ2つのライトブレーラーから、動くライトブレーラー1台ともうどうしようもないライトブレーラー1台が生成された。
どうしようもないライトブレーラーも貴重な部品の宝庫ではあるので、引き続き保管されることになった。
ライトブレーラーはほぼネジで組み立てられており、とんでもなく複雑な仕組みでもなさそうだったので、いくつか分解→組み立てを経験すれば修理ができるようになる機運は感じた。

各家庭や学校に分散したライトブレーラーをヤフオクやメルカリでかき集めてみようかと思う。


2022年4月19日火曜日

入眠

寝る前に休学中でも応募できる奨学金について調べていたからか、寝ようと思って横になっても頭がグルグル起動したままで全然寝れそうにない。
そのことを同居人に相談してみたところ、「脳のギアが落ちてないから意識的に落とす必要がある。数字とか数えてみたら?」と言われた。

半信半疑ながら数字を小声で数えていくと、みるみるうちに頭の中のグルグルがグル…グル……とゆっくりになっていくのが感じられた。200くらいまで数えた頃には疲労感さえあって、数字数えを中断した後すぐに眠りに落ちることができた。


2022年3月14日月曜日

春眠暁を覚えず

最近毎晩10時間以上寝ている。
正直いくらでも寝られる勢いなのだが、お腹が空くのでそれくらいで起きることが多い。
なんでそんなに寝られるのか。疲れるような作業をしたわけでもないし、むしろお昼寝している日もあるので何故だろう…と思っていたが、今日、多分花粉症の薬のせいではないかと思い至った。

花粉症の薬は、薬に含まれる抗ヒスタミン薬が体内のヒスタミン受容体と結合することでアレルギー反応が抑えられるという仕組みらしい。しかしこのヒスタミン受容体には脳の働きを活発にするという作用もあるらしく、花粉症の薬に含まれる抗ヒスタミン薬を服薬すると「脳の活動が低下する」という副作用を引き起こすのだそう。そして、この抗ヒスタミン薬は、特に飲み始めの数日は薬の血中濃度が急激に高くなるためこの副作用が強く出るとのことだった。

数日前から花粉症の症状が出てきて薬を飲み始めたところだったので、この線は濃厚そうだ。

こういうことを調べると、図解でY字の物質や菱形の物質など幾何学的な形がたくさん出てくるけれど、T2ファージのように割と本当にこういう形をしているのだろうか。
見えないから実感が無いけれど、本当にそうなら明快で良いなと思った。
今、とり・みきや横山裕一の漫画のような、幾何学的な線で描かれた世界が頭の上に浮かんでいます。

2022年3月8日火曜日

検査と髪ゴム

昨日は色々な検査を受けた。
身長体重計測、6本の採血と検尿、仰向けと立像のレントゲン、CTスキャンをやった。

特に仰向けのレントゲンが印象的だった。
この検査は私の背骨のポテンシャル確認のため、仰向けに寝転んだ私の頭部と脚を引っ張って背骨がどこまで伸ばせるのか、S字はどれだけI字に近づくのか見るものである。
検査の流れを思い出してみる。
いつも立ってレントゲンを撮っていたので拍子抜けしつつ硬い樹脂製の台に仰向けに寝転ばされるやいなや、首のコルセットのような頭を引っ張りやすくするための器具を装着された。するとバックヤードから現れたプラス2人の技師に片方ずつ脚をしっかり抑えられ、その状態でカウントが始まった。レントゲン写真がブレないように息を吸って止めた瞬間、グッと頭部を引っ張られた。じわじわとではなく撮影の瞬間にグッと引っ張られたので、思わぬ勢いに首がバキバキバキ!といって技師さんにめちゃくちゃ笑われた。でもバキバキいっただけで、引っ張られたことによって背骨が伸びた感覚はあまりなかった。しかし撮られたレントゲンを見ると思ったより伸びていて、担当医にも「歳にしては柔らかい」と言ってもらえたのでそれは素直に嬉しかった。

時間を戻してレントゲン後、私は髪ゴムをレントゲン室の更衣室という狭い空間内で失くしてしまっていた。レントゲンの際、身に付けている金属は全て取り外さねばならないので、小さい金具のついた髪ゴムも眼鏡と一緒に外してカゴの中に置いといたらゴムだけ見当たらないという事態になったのだ。技師さん2人が洗濯前の検査着を全部確認してくれたり、あちこち探してくれたけど見当たらない。なぜそんなにも執着したのかというと、帰京の際に髪ゴムをひとつしか持ってきていなかったのと、それが細い髪ゴムを三つ編みにして金具で留められた少し意匠を凝らしたタイプの髪ゴムで、手放すのは名残惜しく思っていたためであった。だがここで時間を取られるわけにもいかないのでそろそろ諦めるか……と思った矢先、床に這いつくばっていた技師さんがレントゲン装置の下から髪ゴムを見つけ出してくれた。
その髪ゴムは束ねた髪から外したままのような丸まった状態で、髪ゴムと言われてパッと想像する形からは少々かけ離れていた。ペットボトルキャップ大程の黒いネジネジの塊と言えばなんとなく想像がつくだろうか。髪ゴムということで黒い輪っかを無意識に探していたものだからこのことは盲点だった。
同行していた父に、物を探すときはあり得る形態全てのパターンを頭の中で想像し、共有してから探すようにと言われた。その通りだと思った。

病院というのはなんとなく、死という分岐点が鮮明なところとか砂浜と似ているなとも思った。