今住んでいるのは、6畳と8畳の部屋がある1LDKだ。
8畳の部屋の方にキッチンがついていて、作業用の机もあるのでそっちをあらゆる作業(料理・作品制作・お絵かき・メイク……etc)部屋にしていて、6畳の方にベッドとテレビとちゃぶ台を置いて生活に特化させている。なので6畳の部屋だけ暖房をつけて、6畳と8畳の部屋の間の扉を閉めていることが最近多い。
換気は、せっかく空間を暖めた努力を水の泡にしているような気がしてあまり気が進まない。学校では口酸っぱく換気をしろと言われたものだけど、どれほど大切なのか調べてみると、人間1人は1時間で呼吸に6畳分の空気を使うらしいと書いてあった。ということは、私の普段の居住スペースに1時間いるだけでその部屋の空気全てが1回私を通っているということになる。二酸化炭素濃度は高くなっていくしかない。そりゃだんだん眠くなるわけだ。
6畳の部屋の真ん中に座って部屋を見渡してみる。部屋としては特段広いとは思えないが、ここにある空気全部を吸うものとしてみるととても量が大きいように感じる。大きく感じるのは、スキューバダイビングをするときに背負う酸素ボンベの大きさと比べてしまうからだろうが、色々混じっている上に圧縮もされていないのでそりゃそうかそうなのかとも思う。
この1部屋が私にとっての1時間分の空気タンクなのか、部屋の空気すべてが使用済みになる前にちゃんと換気しようと思った。