こないだのコミティアで、土っぽい質感のハート型のペンダントを買った。ハートの真ん中には数字が刻まれていて、私は元々9が欲しかったけれど9だけなくて6がふたつあった。どうしようかなと思ったが、自分の誕生日に含まれている数字ということで5を買うことにした。
家に持って帰って同居人に見せたが、5を選んだことに対してあまり良い反応をもらえなかった。そこで、5がいかに良いかを説得すべく理由を並べた。まず、誕生日に入っている数字のうち1か5だったら5だなと思ったということ。1を首から下げていると1番が好きというのはなんだか圧が強い印象があるということ。5は0から9の数字の中で最も直線と曲線の融合がなされているということといった具合だ。特に最後の5の造形についての言及は納得感があったらしく、他の数字とひとつひとつ比べながら、いかに5の完成度が高いかを二人で確認することになった。直線と曲線が混ざっている数字は他に2があるが、2は曲線に直線を申し訳程度に引っ付けたような感じが否めない。5は直角と曲線の両方を含むところが高ポイントとなった。