朝ポストを開けると「庭」という文化誌が届いていて、行きの学バスで少し読んだ。いきのいい魚さんによるうまい野草の紹介が冒頭にあって、食べられると聞いたことがあるけど食べたことがない草花が味や食感、調理法と共に紹介されていた。
その中にタンポポの紹介があって
“葉をバターで焦がさぬように焼き上げると、カリカリに焼き上げられたベーコンのような風味になる”
という情報がのっていた。
昼休みに食堂へ向かう道中の原っぱには、見渡す限りたくさんの小ぶりな黄色い花が咲いていた。きっとタンポポだろうと思い、帰りに葉を摘んで本当にベーコンのような風味になるのか今夜試してみようと決めた。
帰りのバスの待ち時間に一人で摘むのはさみしいので友達に頼んでついてきてもらって、昼見つけたタンポポ畑に行ったら夕方だからか花は全て閉じていた。友達は「タンポポにしては背が高くないか?」と言ってスマホで調べてくれたところ、多分目の前に広がる植物はタンポポに似た植物のブタナの可能性が高いことが分かった。確かにタンポポの綿毛見終わったのに今一気に花咲いてるの変だよな...と今更ながら思った。
未だ似た植物が全然見分けられないので、私に野草はちょっと早いのかな、一人だったら今ごろブタナ大量に収穫して食べてるところだったし。以前買った図鑑少しずつ読んでるけど実物で見分けられるようになるにはまだまだ時間がかかりそう。
家に帰ってブタナを調べてみたら食べられないこともないらしく、葉っぱは意外と柔らかく苦味も少なくけっこういけるらしい。食べた事例が(Google内に)少なすぎて少し怖いけど。