先週、福尾匠さんのウェブサイトの「ランダムに日記に飛ぶボタン」を押したら、パンチェッタの作り方とアレンジについて書かれた日記が出てきた。パンチェッタは、燻していないベーコンのようなものらしい。ちょうど市販のベーコンの、水飴でふやかされたような感じがなんだかなと思い始めていたので、早速作ってみることにした。とはいえ、あのぷるっとした感じがむしろ食べたくなる日もあるにはある。
冷蔵庫の中で塩をすり込んだ豚バラの塊を乾燥させて1週間。出来上がったパンチェッタをたっぷり入れて、カルボナーラを作った。全卵ではなく卵黄だけを使う、栗原はるみのレシピだ。栗原はるみは楽さよりもおいしさを優先するイメージがある。躊躇なく卵白を余らせてくる。余った卵白で、栗原はるみは何を作るんだろう。
ボウルに残った二つ分の卵白で、私はお菓子を作ることにした。1ヶ月前にマイブームだったオートミールパウンドケーキ用に買い溜めしていたアーモンドパウダーを発掘し、家にあるもののだいたいの量を伝えて、これらで作れるフィナンシェのレシピをClaudeに出してもらった。
今日我が家にあるもので作れるフィナンシェの材料(パウンド型1台分)
バター 60g
卵白 2個分(70gくらい)
砂糖 60g
塩 ひとつまみ
アーモンドパウダー 35g(ちょうど1パックだった)
薄力粉 25g
まずバター60gを焦がしバターにする。焦がしバターができたら、小鍋ごと水を張ったボウルに入れる。必要以上に焦げないように、かといって冷えて固まらないようにも気を付ける。卵白2つに砂糖60gと塩ひとつまみを入れてすり混ぜ、アーモンドパウダー35gと薄力粉25gを振り入れて、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。そこに焦がしバターを3回に分けて加える。バターを入れるたびに、ツヤが出るまで混ぜるのがコツらしい。あとは190度に予熱したオーブンで15分焼く。うちのオーブンとパウンド型の条件だと15分では表面がまだこんがりしていなかったので、追加で5分半焼くと、表面がカリッとして割れ目もできていた。フィナンシェの表面の真ん中に割れ目が入ることは「腹割れ」とも言うらしい。
卵白をメレンゲにしなくて良いのが楽だった。焦がしバターさえできれば、あとは混ぜるだけ。焦がしバターを作る間も、オーブンを予熱する間も、キッチンがとてもあたたかくなる。これから寒くなる時期にぴったりなお菓子だと思った。
家にはパウンド型しかないので、巨大なフィナンシェができた。焼き立てのフィナンシェは、びっくりするくらいおいしかった。バターたっぷりのお菓子はミルクティーによく合う。ちなみに、フィナンシェという名前は金塊に由来するらしい。これがもし本物の金塊だったら、ものすごい価値だろうなと思った。